ミスを行おうとは思っていないものの、生じてしまうのが積算ミスです。見直してみると積算ミスが生じていたり、ミスに気付かずにそのまま話を進めてしまい大切な場面でミスに気付いたりなど、積算ミスの経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。そんな積算ミス対策として、建築見積ソフトが有効です。なぜ有効なのか、積算ミスが起こる原因とあわせて紹介しましょう。
仕様変更や追加発注が生じた際、対応を誤ってしまうケースは多々あります。以下のようなタイミングは特に積算ミスが起こりやすく、要注意です。
この場合、確認や再度積算を行わなければならないため、ミスが発生しやすい状況です。本来であれば一から計算を行わなければならない場合でも、「手間がかかるから」「大きな変更ではないから」と必要な計算を省略することで、ミスにつながるケースもあります。
口頭のみで指示を受けた場合もミスが起こりやすいです。なぜなら、口頭での指示は文章が残されていないため、正しい数値を忘れてしまうケースが多いからです。忙しい時、あるいはメモを取る道具がない場合など、記憶を頼りに再度計算を行うことでミスが生じるリスクを高めてしまいます。
古い算定基準や算定表を利用した場合もミスが起きます。積算の算定基準は変わることがあります。そのため、過去の算定基準を用いた場合、現在の基準とは異なる答えが導かれるためミスとなります。
見落とし、あるいは入力ミスや担当者の知識不足など、ヒューマンエラーで積算ミスが生じるケースもあります。積算を行う場合、前工程と後工程の知識が必要なケースもあります。計算式だけを覚えるのではなく、材料や施工方法に関する知識も覚える必要があるため、知識不足の担当者が計算を行い、ミスをするケースもあります。
建築見積ソフトであれば、算定基準・算定表を常に最新に保つことができるため、古い算定基準で計算することは起こりません。計算そのものが正確ではあっても、算定基準が間違っていれば積算ミスとなります。しかし建築見積ソフトであれば常に正確な算定基準にて計算を行うため、算定基準によるミスは起こりにくくなります。
建築見積ソフトの場合、計算は自動で行われます。人間のように頭で考えたり、あるいは数値を手打ちで入力することはなく、自動で行うため正確です。入力補助機能のある建築見積ソフトであれば、ヒューマンエラーの削減をサポートします。建築見積ソフトも様々なタイプがありますが、いずれもヒューマンエラーリスクを軽減するための工夫が凝らされており、ミスの軽減が期待できます。
建築見積ソフトを使用することで、積算ミスの防止が実現します。積算ミスは取り返しのつかない状況となりかねません。「ミス」だけではなく、会社としての信頼性を損ねることにもなるため、ミスを防ぐためにも建築見積ソフトの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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