自社に合った建築見積ソフトがわかる│ケンミツナビ
自社に合った建築見積ソフトがわかる│ケンミツナビ » 建築見積ソフトの基礎知識 » 建築見積ソフトの階層機能

建築見積ソフトの階層機能

建築見積ソフトは、階層機能を使用することでよりプロジェクトが管理しやすくなります。ここでは建築見積ソフトの階層機能の概要や使用するメリット、使用する際のポイントを紹介します。

目次

建築見積ソフトの階層機能とは?

建築見積ソフトの階層機能は、工事の種類ごとにカテゴリを分けて記載する方法です。「新築住宅工事」を「建築工事」「電気設備工事」「諸経費」などの階層に分け、更にその次の階層で「建設工事」を「コンクリート工事」「左官工事」「ガラス工事」などと分けていきます。

この記載方法は内訳明細書と呼ばれており、階層を使用すると工事の構成やそれぞれにかかる費用がすぐにわかります。

建築見積ソフトの階層機能を使用するメリット

全体が把握しやすい

階層機能を使用することで、雑多になっている見積もりが整理され、把握しやすくなるのがメリットです。実施する作業内容やその作業にかかるコストがすぐにわかり、工事担当者の手間と時間が減らせます。

施主にとってわかりやすい見積書が作成できる

階層機能を使用して見積書を作成すると、どんな工事にどれぐらいのコストがかかるのかが記載されます。施主が内容を理解しやすい見積書が作成可能です。

再利用ができる

新たな工事が発生した際、階層構造を一から作り直すには手間がかかりますが、一度作った階層構造は再利用が可能です。次に同じような工事が発生した際に、その構造を再利用して見積もりが作成できます。

結果として、その後の工事の見積もり作業にかかる時間が減らせます。

建築見積ソフトの階層機能を使用する際のポイント

作成できるレベルを確認する

必要とする階層は工事ごとに異なりますが、レベル0~3の作成ができると使いやすくなります。建築見積ソフトによって作成できるレベルが異なるため、使用する前に作成できるレベルをチェックしましょう。

柔軟な変更ができるか

見積もりは、途中で変更の必要が生じることが多くなります。その際に階層単位で操作が行えないと、大幅な変更作業を余儀なくされ、時間も手間も発生してしまいます。内容を束ねるだけの階層機能ではなく、階層単位で柔軟に変更ができるソフトを選択しましょう。

隠せる階層機能があると便利

隠せる階層機能とは、取引先や施主には見せたくないけれど、作業内容としては分類しておきたいものを記載できる機能です。印刷する際に隠せる仕様になっていると、取引先や施主だけでなく、社内の関係者にとってもわかりやすい見積もりが作成できます。

ケンミツナビ編集チームまとめ

建築見積ソフトの階層機能は、工事内容を整理したり見積もりを正確に作成したりすることを目的としている機能です。階層構造を作成する際に手間はかかりますが、その後も似たような工事が発生した際には再利用ができ、一度作成したらその後は作成する手間が省けます。

ソフトごとに階層機能の仕組みや使い方が異なるため、より使い勝手が良い機能を備えた建築見積ソフトを選びましょう。

自社の工事規模に合う
建築見積ソフトを選ぼう

エクセルや紙管理からの脱却を図ろうとも、いざ建築見積ソフトを見ると「どれが自社に合っているソフトかわからない…」と悩んでいませんか?
以下のページでは、システムについての詳しい知識がなくても、自社に合ったソフトが見つかるように、建築工事の規模に合ったおすすめのソフトを紹介しています。自分たちの業務に適した建築見積ソフトを選んで、見積業務の効率アップ&ミス削減を図りましょう!

活用シーン別
建築見積ソフト3選

見積業務の効率化をするには、ソフトの「導入」だけではなく、きちんと「使いこなす」ことが重要なポイント。過去の見積や取引先とデータの取り込み・連携がしやすく、導入前後のサポートも充実しているおすすめのソフトを紹介します。

Excel感覚での簡単操作で
年配者や経験の浅い方でも安心
Kensuke Neo
アドバン
アドバン公式
※アドバン公式
(https://advan-jpn.co.jp/lp/kensuke_neo/)
階層数 10階層
サポート体制

導入前のオンライン/訪問でのデモ説明に加え、無料でソフトの貸し出しを行っており、実物件を使って試用評価が可能。リモートサポートや操作指導を回数制限なく無料で実施し、ソフトのバージョンアップにも対応します。

Kensuke Neo
公式HPで製品詳細を見る

電話で問い合わせる

機能や特徴を詳しく見る

社内社外を問わず
クラウド環境での利用を重視
使えるくらうど建築見積V2
アサクラソフト
アサクラソフト公式
※アサクラソフト公式
(https://kenchiku-mitsumori.tsukaeru-cloud.jp/)
階層数 5階層
サポート体制

デモ画面・操作感を導入前にオンライン/訪問で確認することが可能。専属のサポートスタッフが運用開始まで支援します。導入後は契約者専用のコールセンターがあり、不明点を問い合わせることができます。

使えるくらうど建築見積V2
公式HPで製品詳細を見る

電話で問い合わせる

機能や特徴を詳しく見る

複合ビルなどの大型
プロジェクトでの利用を想定
KYOEI COMPASS 2.0
協栄産業
協栄産業公式
※協栄産業公式
(https://www.kyoei.co.jp/fks/index.html)
階層数 16階層
サポート体制

導入前は持ち込みデモを実施。導入後は、有料もしくは一部有料にて、訪問でのOS環境設定やインストールを行う初期導入作業や、業務課題へのコンサルティングを実施。製品アップデートはHPからダウンロードが可能です。

KYOEI COMPASS 2.0
公式HPで製品詳細を見る

電話で問い合わせる

機能や特徴を詳しく見る

2024年5月13日時点、Googleで「建築見積ソフト」の検索結果を調査し公式HPを確認できた31製品のうち、
・過去データの取り込みや取引先とのやり取りをスムーズに進めることができる「Excelからのデータ取り込み機能」を備えている
・見積ソフト利用を定着させるために必要な「導入前後のサポート」が受けられる
・自社の建築工事規模に耐えうる見積書の作成が可能か判断できる「対応可能なデータ階層数」がわかる
上記3点全てを公式HPに明記している製品を紹介しています。